漢方業界も客も悲鳴 薬の通販規制1年
さて明日より6月です
暖かい日が少し続いたと思ったら、また涼しい日が続いたりという中、
「今年は涼しい夏になる」との予報が発表されていましたが、
夏が涼しいのはありがたいですねー
さて、昨日6月30日のヤフーのトップに
「漢方業界も客も悲鳴 薬の通販規制1年」というニュースが掲載されていました
ニュースの出だしはこのようなもの・・・
薬のインターネット販売などを禁じた改正薬事法の施行から6月1日で1年を迎える。大衆薬を店頭での対面販売に限ることで、薬の安全な使用を促す狙いがある一方、長年、通信販売を行ってきた漢方薬や伝統薬まで規制の対象となったことで関係者から不満が噴出した中での施行だった。1年がたち、漢方薬や伝統薬の中には、存続すら危ぶまれるものも出てきた。政府の行政刷新会議が見直しを検討している。
今民主党が改革の目玉としておこなっている事業仕分けの中でも
「漢方薬を保険適用外に」というような方向が示されているように、
私たちが大友はり柔道接骨院でおこなっている「はり」など
東洋医学に属するもの全般にも通ずるこのような「漢方」に関する問題
確かに昨今の薬物の販売取扱いの気軽さには不安も覚えますし、
漢方にしても新聞広告等で妙な販売文句で売られているものについては、
いささか信用しかねるものもあるのは事実・・・
かといって、逆にこのような規制を急激に制度化する裏では、
今まで遠方から頼って来られる方の為に、
少しでも便利にと、通信販売で丁寧に接してこられた
漢方業界の方々の長年の努力が短期間で失われる事にも・・・
2008年における医療用漢方薬の市場は1000億円以上ということ。
その中には、当然私たち大友はり柔道接骨院でもよく使っているような
薬も多く含まれているでしょうし、
その医療用漢方薬全般を大きな一つの括りとして
一気に規制するような制度化には、大きな疑問を感じてしまいます
今回「薬の通信販売規制」、「医療用漢方薬の保険適応外」
いずれも制度の見直しと、慎重な議論が求められている最中ですので、
どうなるか見守るしかない状態ですが、
「業界として問題視される根本は何なのか?」
「どこまでを規制の対象とするのか?」
「規制が原因でおこる業界の損失と影響は?」など、
はっきりとした事は、実際に規制が始まってみてからじゃないと
分からないのかもしれないのがなんとも悲しいところですね
何とか良い方向で話が進んでくれることを望みます
さて、6月といえば湿気も多く、
膝などの関節の痛みがある人には辛い季節かもしれません
「なぜ湿気が多いと関節が痛むの?」という疑問は、
一昨年のこの季節のブログを読めばその対処方法のヒントが分かると思いますよ
それでも関節の痛みが解消できない場合には、
大友はり柔道接骨院までお気軽にご相談ください