関節痛は夏に要注意 ~ 関節に水がたまる理由

つい先日まで「早く梅雨が終わらないかな~」
なんて思っていたら、いきなりの夏本番。
天気予報によると、今日の大阪の予想最高気温は37℃だとか・・・。

やはりこれだけ暑いと、
冷たい物を飲みすぎたりと、
なにかと私個人的に健康管理が難しいのですが(笑)、
実は関節痛の人にもこの時期はやっかいな季節だったりします。

関節痛というのは、寒い時期に痛みやすい、
というのはよく知られていると思うのですが、やはりクーラーでも同じこと。
涼しいし湿気がとれるからと言って、
長時間クーラーの効いた部屋で体を冷やすのは考えものです。
膝に水がたまりがちで、外出が少ない高齢者の方は特に要注意
なので気をつけて下さいね。

あっ、ところで「膝に水がたまる」ってよく言いますけど、
何故このような症状が起るのかご存知でしょうか?

この症状、大半は高齢者の方にみられるのですが、
人間 年をとってくると、どうしても骨が変形してきてしまい、
それが原因で関節の動きが悪くなったりするんですね。

しかし、確かにこれは直接原因ではありますが
関節自体には痛みを感じる神経は無いので、
この時点では関節の痛みはあまりありません。
痛み自体の原因はここから先なんです!


関節の中には、関節がスムーズな動きをする為の潤滑油のような役割をする
「関節液」という液体が入っています。
しかし、関節の動きが悪くなると、脳が「関節液が不足している」と勘違いしてしまい、どんどんと関節液を作り出してしまうのです。
この関節液が必要以上にたまった状態・・・これが俗に「膝に水がたまる」という症状です。

そしてこの関節液が関節の中にいっぱいになる事で、
腫れてまわりの神経を圧迫し、痛みが発生するんですね。

「じゃあどうしたらいいの?」ってな話ですが、
元々、水さえたまらなければ、炎症や痛みもあまりないこの症状。
大抵の場合はハリで直接原因となる元を和らげる事で、
自然と水もたまらなくなり、ずいぶんと楽になります。

という事で、ひざに水がたまって困っている方がいらっしゃったら、
一度ハリをお試し下さい。驚くほど効果的です!

にしてもホンマ暑いですね・・・。
それでは皆さん、夏バテやクーラー病にはくれぐれもご用心下さい。